「家事ハラ」という言葉が提唱する日本の問題

共働きである以上、家事は家庭を作る上で男性女性共通の仕事であるにもかかわらず、女性は外で仕事をし、家でも働かねばならないというような風潮が強く残っています。

その、多くは女性が担っている「家事」という仕事はその大変さに比べてあまりにも軽く扱われてきました。

家事ハラはそのような日本社会の風潮を強く批判する言葉として登場したのです。

真逆の意味で使用されてしまった「家事ハラ」という言葉

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家事という仕事に焦点をあて、それを担う人たち、また家事労働そのものの地位やあり方を再考させるものであるはずだった「家事ハラ」という言葉ですが、本来の意味とは違った意味で公に使われることになりました。

2014年7月、旭化成ホームズが「夫の約7割が『妻の家事ハラ』を経験!」というリリースで広告を作成。

これが大きな問題となり、同社には抗議が殺到することとなりました。

旭化成ホームズの意図した家事ハラとは「夫の家事協力に対する妻のダメ出し行為」を「妻の家事ハラ」としたもので、本来の意味とはかけ離れた意味で使用されていました。