【日本とアジア諸国の魚醤】しょっつる・いしる・いかなご・魚露・蝦醤・ナンプラー・ニョクマム・パティス

そのような事情もあり、現在ではハタハタ以外の魚でもしょっつるを造るようになりました。

今後の生態事情によっては、しょっつるが庶民の味でなくなることも懸念されています。

能登半島 いしる

鰯や鯖を下ろした後の残骸で造られた、いしる。

ところが出来上がった魚醤は、残り物の寄せ集めとは思えない、なんともいえず風味豊かなものになりました。

似た名前で「いしり」と名付けられたものは、烏賊の内臓を原材料とし、日本の魚醤の中では一番の生産量を誇っています。

香川 いかなご

いかなご魚醤は、しょっつる、いしると並ぶ日本三大魚醤と呼ばれ生産量も豊富でしたが、漁獲量が激減したことから生産が一度は途絶えた経緯があります。

近年は伝統を重んじる意味で復活を遂げ、少量ながら生産が続けられています。

中国 魚露・蝦醤

福建や広東省附近で造られています。

小魚や小エビを原材料とし、甕に入れて天日干しをするのが特徴。日本の魚醤と比較すると、かなりとろみが強く、塩辛やペーストと表現したくなるような調味料になっています。

炒め物では、油に直接加え、その後に野菜などの具材を入れるという使い方をします。より香りを引き出す為の工夫です。

タイ ナンプラー

カタクチイワシを原材料に造られた魚醤です。