子どもの病気 慌てず焦らず冷静に対処するために - 阿真京子 –

専門家の先生になかなか理解が得らなかった時も

専門家の先生に・・・
色々な検討会で専門家の先生になかなか理解が得られないことがあり、挫けそうになった時がありました。

「市民はそう感じていなくて、本当はこう感じていて、こういうことで困っていて、だからこういう行動をとっちゃうんだよね」ということは山ほどあります。そこは引き下がらずに意見を言わせていただいいます。

制度やシステム改善につながった喜び

『安全と安心』に関してある検討会である先生との議論になりました。

その場では議論が白熱しすぎて、「医療者は安全を追求しなければならない。安心といっていらえる状況にないから安全をまずさきに追求してしまう。」と先生から言われて決裂しました。

少し時間が経ち、議論した先生とお会いすると、「あの後、ずっと考えていたが、医療者が安全にだけ配慮するのではなく、安心ということを言っていかないと、今の医療はよくならない」、とおっしゃってくださった。

医療をよりよくするための検討会であるので、しっかり発言するようにしています。

出産育児一時金の直接支払いの件だとか、PICUとか、救急搬送システムのことなど、先生がたと議論したことで動き出したこともあるので、妥協しないように心がけています。

生きた制度で救われる人を増やす

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ちゃんと困っている人のところに、行政の制度が寄り添って繋がっていけば、救われる人はいっぱいます。生きた制度になるとき、救われる人が沢山出てくると思います。

ちょっとしたことなんです。使い手の気持ちが担当者に伝わっていない、知らないだけということが沢山あります。

夜中救急につれていっていますが、病気のことを知り、家でできることがあると知っていれば、夜中にわざわざ連れていかなくても、家にいたほうが子供も安心して眠れているし、親も落ち着いてみてられるし、先生がたも負担がかからない。一般市民は病気のことを知らない。

そこに医療者側からコンビニ受診だといわれても、なんの解決にもならない。行政の担当者も同じで、知らなくて、わかってなくて制度を動かしていることがあります。そこは意見を私たちが使い手としての意見を伝えていかなければならないと思っています。

プロフィール

阿真京子さん
1974年東京都生まれ。日本とアジアの架け橋となるべく、マレーシアの国立大学にて日本語講師、外務省外郭団体にて国際交流に携わる。 その後、夫と飲食店を経営。2007年4月『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会 を立ち上げ、 2012年7月法人化。11歳・8歳・5歳三男子の母。
【これまでの委員一覧】
厚生労働省 救急医療体制等のあり方に関する検討会 委員
厚生労働省 周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会 委員
厚生労働省 「第38回社会保障審議会医療保険部会」専門委員
総務省消防庁 救急業務のあり方に関する検討会 委員
東京消防庁 救急業務懇話会 委員
東京都 救急医療対策協議会 委員
東京都 小児医療協議会 委員
他多数