子どもたちにグリーンファーニチャーを届けたい - 佐藤岳利 –

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地球環境問題・少子高齢化への対応など大きな変動期を迎えるなか、私たちは子どものために生活に欠かせない安心・安全なインテリアを選べているでようか。

健康・安全問題、地球環境保全への意識が高まるにつれ、持続可能な社会を心がけるライフスタイルが求められます。

今回はインテリア業界だけでなく林業・伝統工芸の現状と課題について、またグリーンファーニチャーへの想いについて、株式会社ワイス・ワイス代表取締役社長 佐藤岳利さんに話を伺った。

以下:佐藤岳利さんインタビュー

1996年に、私たちが仕事をすることで、社会全体が豊かなになる、そんな夢を描いて独立起業しました。

リーマンショックによるダンピング合戦

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創業以来、売上は上がっていましたが一方で、徐々に利益が出なくなり、2007年に赤字になりました。追い打ちをかけるように2008年リーマンショックにより家具業界のダンピング合戦が始まりました。一つの物件に10社くらいが取りあっていました。安い一番くじを引いた会社が仕事を取っていくというように、ともかく同業他社より安くなくてはいけない状態になりました。

価格勝負になると家具を作る単価があるので日本では戦えない。そうすると中国で作るという必然的な流れになっていきました。中国で作ると品質のコントロールが難しく、クレームが出たら作り直しのサイクルになり、売上げはでるものの、利益が出なくなる。

そのような錐揉み状態になり仕事をこなしているだけで、気がついたら、数字を上げないと会社が成り立たず、キツイ仕事をとってきて、やりくりする状態になっていました。

職人や匠の姿はなかった

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日本ではものづくりに魂を込めると言われるような職人や匠の世界があります。自分の工房から出ていくものは満足のいくものでなくてはいけないと世に出さないといったものです。

私が中国で見たものづくりは職人や匠ではなく工員だったのです。そこには仕事に対する喜びの姿はありませんでした。

発注している自分も喜びがないし、納品したらアラばかり探されて作り直せと言われて、赤字が出て、すべてがバッドスパイラルに陥りました。夢がなくなり、希望が感じられなくなりました。

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