子どもたちにグリーンファーニチャーを届けたい - 佐藤岳利 –

豊かになりたかったら種を蒔く

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二宮尊徳の言葉にもあるように

「遠くをはかる者はとみ
近くをはかる者は貧す

それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植す
ましてや春きて秋実る物においてや
故に富有りなり

近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず

唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す」

豊かになりたかったら種を蒔くことが必要で、ご先祖様が木を植えてくれたから今の豊かさがあるので、今、自分が種を撒いておかないと、自分たちの子供や孫に豊かな未来を残せなくなる。

日本には二宮尊徳や渋沢栄一のような偉大な先人がいて、グリーンでエシカルな経営思想を謳っていました。スピードと効率性だけに価値が偏ってしまいますが、林業などは100年刻みの事業であり、木は経済的な価値ばかりでなく森があるから空気や、水、生活環境を豊かにしてくれます。

日本の木工業や林業、伝統工芸と手を取りあっていきます

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日本の家具業界は多くは外国の木材で成り立っています。生産者は家具のブランド名は気にするけれども、原産国や産地を気にしません。どんな化学物質が塗られているのかも気に止めないのです。

自分は脱サラして、苦しい思いをして気がついたのです。木工業や林業、伝統工芸などは、行き詰まってどんどん廃業してしまっています。日本の地域や山間部で誠実に仕事をしている人達と手を繋いで、一緒に喜びを分かち合いながら繋がって仕事をしたいと考えています。私はもう腹をくくったので、あとはやるだけです。

プロフィール

佐藤 岳利 氏
1996年㈱ワイス・ワイス設立。表参道にてインテリアと家具の専門店”ワイス・ワイス表参道”、六本木東京ミッドタウンにて日本の暮らしの道具の専門店”WISE・WISE tools”を経営。2009年に「地球環境と未来の子どもたちのことを考えた家具づくり」を宣言し、国産材、フェアウッドなど環境配慮型の木材調達を中心にした「グリーンプロジェクト」を展開中。2012年[KURIKOMAシリーズ]でグッドデザイン・ものづくりデザイン賞受賞。2013年より3日連続シンポジウム「WISE FORUM」を表参道にて開催。趣味は旅。