国立女性教育会館「家庭教育に関する国際比較調査」には “子供と一緒に過ごす時にしていること” がまとめられています。15つのアンケート項目から集計された結果をみてみました。
世界でも同じような傾向。子どもとの時間1位は「食事」
日本で最も高かったのは「食事を一緒にする」(93%)、「話をする」(91%)の2項目。これは比較対象国になっている韓国、タイ、アメリカ、フランス、スウェーデンの5カ国も同じような傾向です。
しかしながら海外と比較した際に「父親」と「母親」が子どもと過ごすの時間の差において、日本は他国と異なることが分かりました。
日本のお父さんが子どもと過ごす時間は「約3時間」
日本の父親が子どもと過ごす時間の平均は3.08時間。一方の母親は7.57時間と両者の間には4.49時間の差が生まれています。
他国をみてみると韓国は日本の数値と類似していますが、アメリカでは父親が4.6時間、母親が7.1時間とその開きは2.5時間。
フランスやスウェーデンなどでは開きは2時間弱となっています。
10年前と比較しても減っている!
また、10年前の調査の結果と比較すると、日本のお父さんが子供と過ごす時間は3.62時間から2.78時間と減少。
両親間の格差も4.12時間から4.49時間に広がっているところを見ると、お父さんの子育てに充てている時間が減っていることが推察できます。
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