「フードロス」をキーワードに、世界中で問題視されている食品廃棄。「消費期限に抗えない廃棄」「無計画な備蓄で無駄を創出」「食べ残し」と様々な様相の末に処分されてしまうのです。
食の常識と蔓延している慣習を正すには、最小単位である個人または家庭での意識改革が重要です。
1:「いただきます」「ごちそうさま」
食べ物は魔法の如く、自分の目の前にやってくるわけではありません。あらゆる生命が誰かの手によって食材となり、誰かによって得たお金でその食材を入手し、誰かによって調理され、テーブルの上に整えられるという長い旅路の末です。
このシステムを小さいうちから子供に説き、理解させつつ自ら肝に銘じるのは大切なこと。頂く感謝と満たされたことに対する感謝は、心の糧として欠かせません。
2:装う食卓ではなく生きた食卓
「青物がない」「汁物を足そう」とママたちは日ごろからバランスを心掛けます。
家族が充分な栄養を取れるように、食卓が豊かに整うように。でも、調理を段取る際に別の思考で食事を作ると、家族の毎日に添った食卓が整います。
例えば、赤ちゃんがいるご家庭では軟飯を準備します。