パパやママが家庭で知っておくといいなと思うホームケアに調べていきたいと思います。 今回は「ヘルパンギーナ」です。 乳幼児のあいだで流行する夏風邪の一種です。 38〜40度の熱が2〜3日続きます。 のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。 (口蓋垂、いわゆる、のどちんこ、の周囲に小さな水泡ができる) ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることや、ごくまれに髄膜炎になることがあります。 原因は、コクサッキーA2,4,5,6,8,10,16型,エコーウイルスなど。 家庭で気をつけること 食べ物 口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷めたおじや、とうふ、冷めたグラタンなどがいいでしょう。 水分 十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなど酸味のあるものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、冷めたスープなどがよいでしょう。 入浴 高い熱があるときや元気がないとき以外は、かまいません。 こんなときはもう一度診察を ・口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき ・高い熱が3日以上続くとき ・元気がなくてぐったりしているとき 保育所や学校はどうしたらいいの? 熱が下がって口の痛みがなくなるまで休ませましょう。 気になったら医師に相談を 子どもの病気はひとりひとり異なります。 一番身近に観察しているママやパパの直感も大切です。 気になった時は、医師に相談してみてください。 参考 日本外来小児学会「お母さんに伝えたい子どもの病気ホームケア第4版」 加部一彦「0〜6才赤ちゃんと子どもの病気とホームケア」