母親の胎内を出た瞬間から、子どもは自立への旅を始めます。赤ちゃんからよちよち歩きの幼児へ、子どもから自信にあふれた大人への移行を、親は手助けしなければなりません。 そのためには、ひとり立ちの準備ができているかを見極め、進んで自由を与えていくことです。ある程度の失敗は仕方がないことを、自分にも子どもにも納得させましょう。多少つまずいたとしても一つの経験と割り切ることです。 親として成長過程において、自立の準備ができたと感じたり、兆候が見えたりしたら、しかるべき手を打ちましょう。 ・トイレの練習を始めるとき。 ・子どもが文字に興味をもったら文字を習うとき。 ・夕食づくりを熱心に眺めるのは台所仕事を手伝いだしたとき。 こういったことは、準備ができた証拠です。 親も子どもに自由を与える勇気を持とう! 子どもに自由を与えるには、子どもが訴えてくる前に親は意思決定しましょう。 例えば、「お小遣いの値上げ」「単独行動」など。 ただ、親は子どもにどこまで自由を与えていいのか十分に観察して、自由を与える勇気を持つことが大切です。タイミングとしては、誕生日などの記念日があると一つのきっかけになると思います。一人の人として信頼できる行動を子どもが証明したと感じたら、どんどん自由を与えましょう。 子どもは自分を親が信頼してくれる親子の信頼感と、より大きな責任を引き受ける責任感を感じることができ自己肯定感を高めることができます。子どもが安心していられるように、ある程度の枠組みと安全な環境、そして安定を見極めましょう。 子どもは自立した快活な若者に成長していきます。 ただし簡単ではありません。子どもが自立していくには、親自身の人生がシンプルになるよう日々生活し見本をしめすことが大切だと思います。 photo by Tim Samoff photo by Atilla Kefeli