日本の発酵食品といえば、納豆がその代表選手。それ以外にも秋田のハタハタ寿司、沖縄の豆腐餻、東京のべったら漬けなどが挙げられます。
また、世界においてはイタリアのアンチョビ、ドイツのザワークラウト、インドネシアのテンペなどが有名です。
いいものには理由があり、その地に生まれ、言い伝えられていきます。日本でも発酵食品の歴史は深く、現在はその存在が見直されています。
発酵食品の誕生は偶然の賜物
発酵食品の殆どが、偶然から生まれた賜物を発展させたと言われています。
たまたま出来たワイン。
恐る恐る食べたら美味しかったヨーグルト。これら古代に起こった事象が現在の私達の健康を支えています。
発酵の意義を知らぬまま目の当たりにし、偶然の産物に思わず舌鼓を打ち、その味の虜になった先人は偉大と称するに相応しく、感謝せずにはいられません。
世界が認めた和食は「麹菌」があればこそ
別名麹黴(こうじかび)を持つ麹菌。そして、その薀蓄を知るにつれ、思わず食べることに躊躇してしまいます。