予期せぬ出来事は、裏で進行しているもが突然出てくるか、ふとしたきっかけで表にでてくることが多いものです。 密かに進行しているものに対しては、早めに対策を講じる必要があります。 何気ないきっかけで表れるものに対しては、辛抱つよく対処する以外に道はありません。 予期せぬことに対して、あたふたしてはいけないと思いつつも、いざそのようなことが起こると、気持ちに動揺が生じてしまうものです。 それは自分の未熟さでもあります。 心の持ちようを平穏にし決断と前進していかなければいけません。 古典に学ぶ「呻吟語 応務編」より 『天下の禍は、多くは隠れて成りて卒に至り、 或は偶ま激して遂に成る。 隠れてなる者は予め防ぐことを貴び、 偶ま激する者は堅忍を貴ぶ』 【呻吟語 応務編】 気持ちの持ち方を調整する これまでの自分が、ちょっとした困難が訪れたときにどのように乗り越えてきたのか思い返しつつ、新たに起こったことに対して気持ちの持ち方を調整していかなければならならないのです。 photo by Tjook