つわりだけでなく、色々と不快な症状が出てくるというのも、妊娠中の悩みの一つです。
ただ、それも出産するまでの期間限定ですので、少しでも妊婦生活を楽しめるように、工夫していきましょう。
今回は、貧血や妊娠線など妊娠中に起こりがちな症状の解決法についてお話しします。お困りの方は、参考にしてくださいね。
【貧血でフラフラ】
これまで貧血なんて起こしたことのないような人でも、妊婦になった途端に貧血でフラフラになってしまうことがあります。
これは、鉄分が不足しているということが原因ですが、赤ちゃんにせっせと鉄分を送っているので、ママの鉄分が減ってしまうからなのです。
ママとして立派な仕事をしているからこそ起こることなのですが、頻繁に立ちくらみや吐き気が起きたり、だるいのは困りますよね。
妊娠中の貧血は鉄欠乏性貧血が多いので、まずは鉄分補給と、鉄分の吸収を高めるビタミンCをセットにして、積極的に摂取しましょう。
鉄分といえばレバーですが、レバーが苦手な人も多いですよね。そんな時は、カツオやマグロなどの赤身の魚、緑黄色野菜などを食べるようにしてください。合わせてミカン、オレンジなどビタミンCを摂ると効果的です。
食事が思うように取れない時には、主治医に相談して鉄剤を出してもらうといいでしょう。
【妊娠線ができる】
お腹が急激に大きくなることによって、皮膚の伸びが追いつかずに、ぱかっと割れたように線ができてしまうことがあります。これが妊娠線です。
妊娠線を予防するには、いかに皮膚を柔らかく保つかということが大事なので、妊娠中期に入ってお腹が膨らみ出した頃から、ケアを開始しましょう。
妊娠線専用のクリームもありますが、お肌を柔らかく保てるものなら、手持ちのクリームやオイルでも大丈夫です。
大事なのは、出産間近まで気を抜かないこと!いよいよ出産が近づくと、赤ちゃんの位置がだんだん下がってきます。
横から見た時に、「あれ、なんだかお腹が下がっている」と気づくくらい、お腹の位置が変わります。こうなると出産も間近。
そんな時、お腹の下の方の皮膚が急激に引っ張られるため、妊娠線ができてしまうことがあります。ですから、出産するまで気を抜かず、しっかりとケアしていきましょう。
【しみ、そばかす】
妊娠したら急にしみやそばかすが増えた、とお悩みの方も多いでしょう。これは、ホルモンが関係しています。
妊娠することによって、エストロゲンやプロゲステロンという、いわゆる女性ホルモンが増えているのですが、これらのホルモンはシミの元を作る「メラノサイト」を活性化させて、メラニン色素をどんどん作り出してしまうのです。
妊娠中は、いつもに増して紫外線対策を徹底させる必要があります。
また、しみやそばかすだけでなく、乳首や脇の下まで黒ずんできた、とお嘆きの妊婦さんもいると思います。妊娠中のストレスがシミを悪化させる原因でもあるので、出来るだけ休んで、心身ともに楽に過ごすことも大切です。
【まとめ】
妊娠すると、楽しいことよりも大変なことの方が多いなと感じる妊婦さんも多いですね。確かに、いつもとは違う体の状態ですので、慣れないことへの戸惑いもあり、不快だなと感じることも増えます。
でもそれは、順調に赤ちゃんが育っている証拠でもありますから、「出産したら終わる」くらいの軽い気持ちでいるようにして、赤ちゃんと会える日を楽しみに過ごしてください。