飲まない、食べない、思うように食事が進められないと悩んでいるママは多いです。しかし大丈夫、ママが思っているほど、赤ちゃんの食事の問題は大きなことではありません。
ちょっとしたきっかけで、たくさん飲んだり、食べたりするようになりますので、気楽に構えていましょう。
赤ちゃんが元気で機嫌が良いなら、心配することはほとんどありません。
【母乳やミルクを飲まない】
初めての育児ですと、月齢に応じたミルクの量などを見て、「うちの子はこんなに飲んでくれない」と悩んでしまうことがあると思います。
しかし、母乳やミルクの量というのは、あくまでも目安です。順調に体重が増えていて、検診等で問題ないとされていれば、心配することはありません。
赤ちゃんがミルクを飲まないのは、
・ミルクの温度が好みじゃない
・乳首の食感が好みじゃない
・抱っこされている体勢が気に入らない
などということが理由として考えられます。ですから、哺乳瓶の乳首を変えてみるとか、抱っこするときにクッションを下に敷いてみるとか、少し違うことを試しながら、赤ちゃんの好みを探っていきましょう。
母乳の場合は、まだお腹が空いていないというだけのことかもしれません。少し間隔を開けてみると、飲む量が増えたということはよくあることです。
【あまり食べない】
離乳食が始まると、食べる量も心配になりますね。これも、食事の量の目安が本などに載っているため、「うちの子はこんなに食べてくれない」と悩んでしまうママもいます。
しかし、大人でも少食の人がいるように、その子に必要な食事の量はそれぞれ違うものです。食べる量が少なく感じても、元気でいるなら特に問題はありません。
赤ちゃんは、食感に非常に敏感なので、例えば小さな粒が残っているだけで不快に感じて、残してしまうことがあります。
そんな時は、
・とにかく滑らかにする
・冷たすぎない、熱すぎないようにする
・赤ちゃん好みの硬さを探る
など、食材の形状や温度を変えて、あげてみてください。
【好き嫌いが多い】
作ったものを全然食べてくれない、いつも自分が好きなものしか食べようとしない。そんなお悩みもあると思います。
赤ちゃんだって人間ですから、嫌いなものくらいあります。今はあまり深く悩まなくても大丈夫、味覚は成長するにつれて変わっていくものです。今は食べなくても、1年後には大好きになってよく食べている、なんてよくあることです。
緑黄色野菜は苦味を感じることもあると思うので、そのままあげないで、ハンバーグなど好きなものに混ぜると食べやすいでしょう。
ママが怒ったりすると食事が嫌いになってしまうので、いろいろな食材を揃えて、「楽しく食べること」に焦点を当ててみましょう。パパやママが楽しく食べていたら、赤ちゃんもつられて食べるようになるかもしれませんよ。
【まとめ】
食が細いと、成長に影響があるのでは?と心配するママもいますが、小さいうちはあまり好き嫌いにこだわらなくても大丈夫です。大人だって、どうしても食べられないものの1つや2つあるでしょう。それと同じです。
赤ちゃんのうちは、栄養も大事なのですが、みんなで食べることの楽しみを味あわせてあげてください。そうすることで、最初は食わず嫌いだったものも、徐々に食べられるようになっていきます。