安産のお守り、気になる話をまとめました!
神社で売られている「安産お守り」。友人知人や親戚から渡されたり、送ってもらえることで、「みんなに見守られているんだ…」と感じる人も多いのではないでしょうか?
さて、安産お守りといえば、日本最古の「安産祈願」の寺として奈良市の「帯解寺(おびとけでら)」をご紹介しましょう。
近畿一帯では、誰もがご存知の由緒ある神仏霊場ですが、なんともいい名前の寺は、やはり安産のパワースポットナンバーワン!です。
その名も「子安山 帯解寺(おびとけでら)」
「弘法も筆の誤り…」ということわざで有名な弘法大師(空海)。
平安時代初期の大天才であり、書の達人でもあった空海の先生、「勤操大徳」の庵があった場所が今の帯解寺です。
彼は当時日本の最高学問所(つまり、東京大学と文部科学省を合わせたような役所)である大安寺のお坊さんでした。
地位も名誉もあるこの高僧に、なかなか子どもに恵まれない55代文徳天皇の皇后がこの帯解「地蔵」に祈願したところ、親王が誕生したことから858年に立派な寺が建立されました。
帯が解けた寺、この名前は天皇が名付けたもので、それ以降は安産祈願、求子祈願の御本山として有名になっています。