鹿児島県の安産祈願の神社を厳選しました。 写真をクリックすると神社のホームページにリンクしています。 照國神社:鹿児島県鹿児島市 由来 「照国(てるくに)神社」は鹿児島県鹿児島市にあり、照国大明神(薩摩藩第11代藩主・島津斉彬)を祀っている神社です。 島津斉彬が亡くなった後、1863年に弟久光と甥忠義が鹿児島城内西域の南泉院郭内に祭神を祀る祠を造営したのが始まりです。 孝明天皇の勅命による「照国大明神」の神号授与を受けて祀られており、現在では鹿児島の総氏神様として、多くの人々に崇敬されています。 明治維新における祭神の功績が称えられ、明治6年(1873年)に県社に列し、同15年(1882年)には別格官幣社に昇格しています。明治期や第二次大戦などで、建物を失うものの、戦後再建され、今では大変厳かな雰囲気漂う神社となっています。 旧暦6月16日にこの地方で行われる六月灯は有名で、照国神社のものが最大規模とされ、多くの人で賑わいます。 初穂料: 5,000円、7,000円、10,000円から 住所: 鹿児島県鹿児島市照国町19-35 電話: 099-222-1820 鹿児島縣護國神社:鹿児島県鹿児島市 由来 「鹿児島縣護國(かごしまけんごごく)神社」は鹿児島県鹿児島市にある護国神社です。 明治維新以降の国事に殉じた鹿児島県出身の英霊や、殉職した自衛官、警察官、消防士等77,000柱余を祀っています。 明治元年(1868年)、明治天皇から与えられた鳥羽・伏見の戦いの戦死者を祀るための金500両により創建された靖献霊社(いさたまれいしゃ)に始まります。 元々は照国神社の右手横(現在の戊辰駐車場)に鎮座していましたが、明治8年に鹿児島招魂社に改称し、その後、昭和14年(1939年)に鹿児島県護国神社に改称しました。 戦後の昭和22年(1947年)、軍国主義施設として廃止されるのを免れるため、薩隅頌徳神社(さつぐうしょうとくじんじゃ)に改称しますが、翌23年に現在地に遷座され、昭和26年に鹿児島県護国神社に復しました。 初穂料: 5,000円、7,000円 住所: 鹿児島県鹿児島市草牟田2-60-7 電話: 099-226-7030 妙見神社:鹿児島県鹿児島市 由来 「妙見(みょうけん)神社」は、鹿児島県鹿児島市にあり800年程の歴史を持つ寺院です。 鎌倉時代の初期(正治年間)、薩摩の人々を苦しみより助け、福寿を祈願して、紀州那智山より薩摩国宇宿村の地に鎮座されたことが妙見神社の起源と伝えられています。 さらには、島津家の初代忠久公が薩摩に入国する際、鎌倉から背負って奉齊したという伝説も残っています。その後、今から600年前、島津家七代元久の時(1394~1427)に、祭田(神領九石分)を寄附されており、長きにわたって島津家により篤く信仰されてきました。 また、当時宇宿村は郊外にあったにもかかわらず、都市部からも多くの人々が祈願や参拝が訪れていたことが記録されており、一般の人々からも信仰を得てきました。 住所: 鹿児島県鹿児島市宇宿6丁目7-1 電話: 099-264-0011 新田神社:鹿児島県川内市 由来 「新田(にった・にいた)神社」は鹿児島県薩摩川内市にあり、かつては八幡五所別宮の一つとして八幡神を祀っていた神社であることから、「新田八幡宮」・「八幡新田宮」・「川内八幡宮」・「一宮八幡」・「新田明神」等とも呼ばれています。 起源には諸説ありますが、藤原純友の乱のときに国家鎮護を祈願し5か所建てた八幡宮の一つとする史料があるなど、その歴史は古く、霊験あらかたな神社です。 元寇(蒙古襲来)の際、鎌倉幕府より蒙古調伏の祈祷を命じられた島津氏は、新田神社に剣、神馬を奉納するなど、崇敬を受けていました。 その後、薩摩国国分寺とも深いつながりをもち、武神である八幡神を祀っていたことから、島津氏から更なる尊崇を受けることになります。 暦応4年(1341年)年記のある『島津家文書』に依ればこの新田神社が「薩摩国一宮」として紹介されています。 住所: 鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2 電話: 0996-22-4722 指宿神社(揖宿神社):鹿児島県指宿市 由来 「指宿(揖宿)(いぶすき)神社」は鹿児島県指宿市にある寺院で、旧名を「開聞新宮九社大明神」、「しんぐう神社」と呼ばれていました。 主祭神として大日孁貴命(天照大御神)が祀られており、摂社8柱の神をあわせて開聞新宮九社大明神と呼ばれています。 706年(慶雲3年)に天智天皇の遺品を奉じて作られた「葛城宮」が創始と言われています。その後、開聞岳の噴火により被災した枚聞神社を避難遷宮し「開聞新宮九社大明神」と称するようになったそうです。 「揖宿神社」の名称は明治時代から使われだし、今に至ります。現在の社殿は1847年(弘化4年)、島津斉興によって建てられたものであり、1992年に市の有形文化財に指定されています。 本殿は入母屋造妻入、石造の鳥居は鹿児島市の甲突五石橋を造った肥後国石工・岩永三五郎の作、手水鉢は調所広郷の寄進によるもので、厳かな雰囲気で参拝客を迎えてくれます。 初穂料: 5,000円から 住所: 鹿児島県指宿市東方773 電話: 0993-22-4052